こちらでは、竹清堂について簡単にご説明致します。
竹清堂(ちくせいどう)は創業明治四十年、竹工芸品を制作、販売するお店です。
創業当時は田中商店として現代の生活よりも身近であった竹細工を初代喜助が製作してきました。軒先には山積みの籠がどっさりと
時代は明治から昭和初期に変わり、それまで身近にあった笊(ざる)や籠が石油製品などへとシフトしていくなか、二代目、清が考えて作り出したのは竹で編んだ造形物です。二代目清が最初に作った白鳥の造形物
この造形物が沢山の人の目を引き、様々な動物や、テレビで人気のあったキャラクターの造形物などが作られ、当時始まったばかりのテレビジョンなどにも数多く取り上げられました。教育番組の一場面
時代は昭和へと移り、三代目である旭祥へと引き継がれていきます。
旭祥はこれまでの竹細工から、より繊細な技術を要する竹工芸を手掛け、
日本工芸会の正会員として数多くの作品を発表、入選、
平成二十年には春の褒章にて紫綬褒章(芸術部門)を受賞いたしました。
現在は三代目と四代目による竹工芸品の制作、伝統芸能である能楽で使われる作り物と呼ばれる特別な道具など、幅広く竹にまつわる物を作っています。
四代目 より